性別でカードを分けて使う
ルノルマンカードには紳士と淑女のカードがあり、相談者が男性の場合には、紳士のカードを使用します。

相談者が女性の場合には淑女のカードを使用するのですが、相談者が男性で、女性の代わりに占い結果を知りたいというような場合には、男性の相談者でも女性向けの淑女を使用することがあります。
この占い方法は、必ずやらなければいけないという決まったルールではないのですが、基本的な方法の一つとして覚えておきましょう。
正位置、逆位置の扱いは占い師次第
ルノルマンカードでは正位置と逆位置で、意味はあまり深く気にしないものですが、カードの出方、スプレッドによっては気にしないといけない場合があります。
素人の感覚で、また、なんちゃって占い師の感覚のように、なんとなく決められているルールに従って占っても良いかもしれませんが、しっかりと力のある占い師にとっては、逆位置の枚数、正位置の枚数などは非常に気にする所です。
カード一枚の出方でさえもその人の進むべき道筋を表すことになるので、最初は向きは気にせずにいても、経験を積んできたら位置による意味の違いにも気付けるようにしましょう。
長くルノルマンカードをやっていると、カードの向きによる鑑定結果の違いがあることにも気付けるはずなのですが、いまひとつわからないような場合はプロの占い師に学ぶ必要もあります。
グランタブローによる占い
マダム・ルノルマンも行っていたルノルマンカードの占い方法で有名なのが、36枚のカードを全て使用する「グラン・タブロー」という方法です。36枚全てを使用して占いを行うため、少しかじった程度の占い師、力不足な占い師にはできない方法です。
相談者も占い師もともに相当体力を消費し、過去、現在、未来とその人の大きい流れを占いで覗き見ることになります。この時に、未来から見るか、過去から見るかは占い師と相談者で決めると良いのですが、考え方や価値観で順番が変わります。
人間みな未来は定まっていると考えるとしたら、未来の起こるべくして起こる運命から下るようにすると良いでしょう。逆に、未来は自分個人で変えていけるものだと考える場合には、今現在の自分を把握し、過去から未来にかけての大筋を見るようにしましょう。
ルノルマンカード占いでも他のタロットカードや数秘術占いと同じく、占う方法、鑑定手順には臨機応変さや相談者に合わせた工夫が必要になるので、プロの占いを学ぶことを常に心がけるようにしましょう。


