まずはカード選びから
ルノルマンカードにはデザインがいくつかあり、トランプのようなカードの絵柄が描かれているものと、詩が書かれているものがあります。

イラストのデザインにも少し意味があり、神話や占星術由来のイラストの場合には、神話由来の意味を背景として持ちます。そのため、鑑定する時や、スプレッド、カードの配置を決める時にもそれらが影響してきます。カードのデザインは複数あるため、できるだけ勉強段階で多くの種類のルノルマンカードに触れておきましょう。
もちろん、マダム・ルノルマンの使用していたものに近いカードの絵柄のほうが感覚は近くなりますが、当時のカードはデザインがカードゲーム向けのものしかなく、マダム・ルノルマンもやむを得ず使っていた側面があります。そのため、最新の意味が含まれているカードを選んでも良いでしょう。
1枚・3枚・9枚のスプレッド
タロットカード占いのように、相談者の相談内容に応じ、事前にハウスを決めて占っても良いでしょう。この時のカードの配置の仕方はタロットカードと似たようなもので、世界樹の形やタロットカードで言う所の魔法陣、9枚を上中下3枚ずつ並べるもの、三角形に3枚だけ並べるものなど、スプレッドは色々と占い師が選ぶことになります。
少ない枚数で占う場合には、最初に決めるキーカードと、選別して選ばれたその枚数のカードの中から占い結果を導くことになります。最初は36枚あるカードの中から1枚キーカードを選び、残りの35枚のカードをシャッフルして、9枚選び、スプレッドに沿って配置した後にカードを裏返して結果を見るというものもあります。
相談内容が具体的なときには枚数は少ない
ルノルマンカード占いでは将来が見えすぎてしまうことがあるため、相談内容が明確で具体的であるような場合は、使用する枚数を限定し、3枚や5枚、6枚と絞り込んだスプレッドにして鑑定を行います。
ルノルマンカード占いで、これから働くことになる会社での自分の立ち位置を見ていくなどのような場合、どんな役職、組織内での立ち位置を占うことは可能です。さらに、その立ち位置で起こる幸運、災難、その結果どう未来が変化していくかまでも見てしまうことがあります。
目的からさらに遠くの事象まで見ても、相談者にはどうしようもなく、占い師としてもアドバイスのしようがない場合が多いです。それを踏まえ、相談者の求める結果に絞り、的確に導き出せるようにしましょう。


