グランジュート・ルノルマンカード54枚詳解

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54枚のグランジュード・ルノルマンカード

現在のルノルマンカード占いのほとんどで36枚のプチルノルマンカードが使われているのですが、占星術、ギリシャ神話、ローマ神話などの要素を組み込んだデザインになっている、54枚のグランジュード・ルノルマンカードというものも存在します。

グランジュート・ルノルマンカード54枚詳解

このグランジュード・ルノルマンカードは1945年と、かなり最近になってから生み出されたもので、マダム・ルノルマンが生きていた1800年頃に150年ほど遅れて用意されたものです。

そもそもマダム・ルノルマンが使っていたのは、遊びの目的で当時使用されていた36枚のカードで、現在は大英博物館か、大英博物館のウェブサイト、オンラインアーカイブからでも確認することができるものがあり、36枚のカードを使う方法が主流とされています。

しかし、当時はカードが遊び感覚で、サイコロをあわせて使う目的で、仕方なくマダム・ルノルマンがそれを使っていたこともあり、カードの枚数がそれで足りていたかと言うとそうともいい切れません。

グランジュード・ルノルマンカードのサイズは大きい

現在使用されているプチ・ルノルマンカード36枚は、サイズの大きい、使いづらいグランジュード・ルノルマンカードを避けた人たちが、マダム・ルノルマンとは関係がない場所で、マダム・ルノルマンのやり方を真似すればいいだろうという程度のことで作ったものとされます。そのため、本当にそれに力があるかは判定できません

使いづらいというレベルの低俗な理由でプチ・ルノルマンカードを使ってしまうようでは、占い師としてはほぼ力は無いと見做されても仕方がありません。それでは、ただのビジネス占い師でしかありません。グランジュード・ルノルマンカードは大きさは確かに大きいものですが、便利さよりも、その大きさと、大きさ故に描かれている情報の多さ、枚数の多さで占いの質を大幅に高めてくれる上、相談者からすればかなり見やすいものと言えます。

広い場所が必要になるのは、遠い未来、過ぎ去った過去を見抜くという困難を乗り越える事に比べると、ささいな事象と言って良いでしょう。

ホロスコープの知識が必須

グランジュード・ルノルマンカードは、占星術などの要素を含んでおり、プチ・ルノルマンカードに比べるとより高度な知識、力が求められます。より複雑なホロスコープのスプレッドや読み解き方を、ルノルマンカードでも同時に展開しないといけない事になるため、占い師としては相当な体力と時間も必要とします

ホロスコープを学んでいて、タロットカードも知識があるとしたら、ルノルマンカード占いは比較的スムーズにマスター出来ると言って良いでしょう。

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