カードの持つ意味
この鞭のカードには「言い合い・喧嘩・議論・すれ違い・衝突・内輪もめ・攻撃的・揉め事」という意味があります。主に人間同士のすれ違いやトラブルがあることを意味するのがこのカードです。

人間関係の言い合い、揉め事が起きる可能性がある、または、既にそれが起きていてトラブルになっているというような事を鑑定することになります。将来のことを占う場合には、具体的にどんな立場の人と揉め事になりうるのかを伝えつつ、喧嘩や議論で何が起きそうか、喧嘩や揉め事の内容、喧嘩の後の状態なども読み解くことも可能でしょう。
こうした流れがいくつかある事象においては、ルノルマンカード占いを同時に数回行い、喧嘩になる理由、どんな喧嘩になりそうか、喧嘩の後どうなるかをそれぞれ別々にカードに見てもらっても良いでしょう。
カードの読み取り方法
鞭のカードは罰を与えるというような意味にも捉えられるのですが、これは鞭を打つように、言葉や行動、それぞれの考え方がぶつかり合ってしまう、絡まり合ってしまうのが良くないということも示します。
夫婦、カップル、仕事のパートナーなど互いに意見がぶつかり合ってしまうような事がある場合には、互いに相手の意見を聞いて、押し付けがましくならないように気をつけるよう提案するのが無難です。
この鞭のカードは、他のカードとの組み合わせで、揉め事を解決できるのか、揉め事が大きくなるのか、これから揉め事が起きて苦労するのかなども知ることも可能です。カードの数字が11で上下左右反転しても意味が変わらない上、すれ違ったり、もめたりする2人は組み合わせとしては同じなので、意味が逆になることはあまりないです。
ただし、カードの引き方によっては、その時点でトラブルが起きている「相手の立場に立って考えろ」という提示かもしれないので、このような事もしっかりと相談者に伝えられるようにしましょう。
相談者への提案方法
こうした解決策提示の必要があるカードを引いた時には、それから複数回カードを引き直ししてもらって、どんな事象なのか分析すると良いでしょう。
最初1回目の引きで出たカードは、その人の抱えている悩みを、2回目はその悩みに関係する根本原因、3回目ではどんな状況になっているか整理し、4回目で解決方法や未来に関する提案がカードによって示されるでしょう。
相談者への提案、伝達ではこうしたカードを引いたあとは慎重に分析を行い、よりカードの声を引き出せるようにしましょう。


