カードの持つ意味
棺のカードには「不運・不満・病気・死・最期・慢性」という意味があります。不運が及ぶのは、仕事、家庭、お金、恋愛など全ての事象に対してのもので、同時に引くカードの意味にネガティブな印象をもたせるカードになります。

人間として「慢性的な病気・不治の病」という不健康な事柄を予言し、時には人の死まで見えてしまうことがあります。このカードがNo.6の雲と一緒に出るようなことがあると、近い将来命にかかわるような事が起きたり、がんを患っていることを知るなどの危険性があります。
不運と慢性的に良くないこと、習慣の悪さ、不摂生などを咎めるためにこのカードが出てくることもあるので、相談者の生活面を改善する提案が必要になるでしょう。
カードの読み取り方法
このカードが出た時、占い師がしなければいけないのは、相談者の負のスパイラルを終わらせるための提案をすることです。慢性的な不運、苦痛、トラブルや生活習慣の不摂生などを改善すべきだという提案をすることになるので、相談者にとっては新しい生活が始まるタイミングになります。
占い師は言葉を選びながらも、相談者の生活スタイルや健康状態を本気で変えられるようなきっかけを与える必要があります。このカードが出たからといって、相談者にネガティブなことしか伝えないのは占い師失格です。
相談者の生活が良くなるために、不健康や不運の繰り返しから脱却できるように、きっかけを作りましょう。
相談者への提案方法
このカードの出方は、ひっくり返っても変わらない数字「8」を冠しており、カードの出方、カードの向きなどで意味が変化しづらいものです。また、不運、病気も8を横にした無限大の意味から、なかなか負のスパイラルから抜け出しにくいことも意味しているため、相談者に強いきっかけを与えられるようにしましょう。
ただし、強すぎる言葉は相談者にマイナスの影響を及ぼしてしまうので、悪い言霊にならないように、良いスパイラルへのきっかけになるよう具体的な言葉でアドバイスしましょう。相談者からするとかなりインパクトのあるカードなので、出来る限り元々の意味は相談者に伝えずに、占い師が言い換えた言葉を伝えるようにしましょう。
「死・病気」のような意味を伝えてしまわないようにし、それらから離れて生活を改善させられるようにしましょう。このようなカードが出た場合は、占い師の力量が試されるので、経験や言葉選び、伝え方の工夫が重要となります。


