ルノルマンカードの成り立ち
ルノルマンカードは、マダム・ルノルマンによって生み出されたカードと言われており、18世紀後半あたりからマダム・ルノルマンが一生をかけて生み出したものです。

タロットカードにも似たような側面、カードの意味、スプレッドや占い方法があるのですが、タロットカードとは異なり、カードの意味する内容がより具体的です。ルノルマンカードは、近年使用されているものでは36枚が主流とされますが、54枚使用するルノルマンカード占いもあります。
カードの引き方や占い方法などは占い師によって、また、師事した占い師によって変わるので、それぞれに差が出てくる部分です。
日本での流行と成り立ち
日本でカード占いが本格的に行われるようになったのはここ30年から40年位のことで、一般人でもそうした占いに触れられるようになったのはごく最近のことです。
タロットカードや数秘術などは日本にもかなり早い段階で入って来ていたのですが、ルノルマンカードについては的中率の高さ、占いの難しさ、占い師の実力不足もあって日本ではまだ十分には認知されておりません。
書籍や名前だけで占い師の雰囲気を出しているようなビジネス占い師では実践できないものなので、本が出ているからと言って正しい本流のルノルマンカード占いだとはいい切れません。本格的に学ぶには、マダム・ルノルマンが生まれ育ったフランス・イギリスでの学習が最も効果的です。
ルノルマンカードの占い効果
ルノルマンカード占いには、的中率の高さと体現される結果の強さが伴うため、占う内容を絞り込まないといけません。未来がかなりはっきりと見えてしまうため、見る気がなくてもその人の死、家族の死などが見えてしまうこともあります。
相談者の知りたい事に対して、カードが全く別の結果を出してくることもあり、相談者の意思や悩みに関係なく、遠い未来や大きな流れの一部を示してしまうこともあります。
マダム・ルノルマンも相談者の未来、死を見てしまったことが何度もあるくらいにカードの力やカードの自己主張が激しいので、占う内容によってルノルマンカードを使わないという選択肢も考えなければいけません。
ルノルマンカードは的中率が高いのがメリットでもあり、欠点でもあるので、それらの歴史や成り立ちもふまえて、上手に占いに生かすようにしましょう。相談者がルノルマンカード占いをしてほしいという時には、明らかに危険なカードは事前に抜いておけるように54枚のカードの中から適切なものだけに限る方法も良いかもしれません。


